October 06, 2007

車買いにレンタカーでいかなきゃ-part 1-

さて、間があいてしまったけれど、レンタカーして車を買いにいった話の続きを。。

土曜日の朝、うきうきとレンタカーをして、目指すは三件の中古車屋。私が住んでいる市内には欲しい車種の手頃な中古が存在しなかったので、知らない街の中古車屋へ見に行くことに。ネットで見つけたものの、電話をかけてまだ売れていないことを確認済み。一件目は、八ヶ月ヴァージニアに住んでいてもぜんっぜん聞いたことのない小さな街。方向感覚はかなり良い方な私なのだけど、’この道はさっき通ったような。。。’的な経験を人生初めてした。迷いに迷ってようやくつく。試乗した車は、走行距離、塗装、内装などは、まぁこの年式ならこんなもんでしょって状態で可。色も私の好きなダークグリーン。が、助手席のドアの下の枠がめっちゃ凹んでいる。横から突っ込まれたかなんかでしょ。ドア、変えたでしょ。。。で不可! 次っ! 

二件目はちょっと大きめな町。Interstate 95という大きな高速道路が通っている街で、でっかい中古車屋が軒並み連ねている。試乗させてもらうも、バッテリーがあがっていてエンジンかかからない。しかも、内装がぼろぼろ。年式の割には、どうしたらこんなにボロくできるんだ?というほど。ポータブルのチャージャーを持ってきてエンジンをかけてもらうが、店の敷地をでる前にエンスト。これは私のせい。だってマニュアル車って一台一台クラッチがつながるところが違うじゃない? 初めて運転する車は一度はエンストさせるよね?ね? ま、とにかく、不可! 帰ろうとすると、もう一台同じ車種の中古車をもっているという。ただしそこにはなく、少し離れたモータープールに停めてあると。連れて行ってもらうことにするが、それにしてもこの営業員、手際が悪い。試乗にあたって’免許証のコピーをオフィスでとってくるわ’と消えてから、あっちでおしゃべりこっちでおしゃべりして、30分と戻ってこない。ようやく車に乗り込んだから、鍵を忘れたから取ってくると言って(今から運転する車の鍵を忘れるかね)さらに20分、ようやく動き始めたら、ガソリンが空なのこの車。。とガソリンスタンドへ寄ってさらに10分。だんだんイライラしてくる。本命は三件目の車だったから。そして見せられた車は、白い外から見たら状態の良さそうな中古車。ちぃっと予算よりはオーバーだが、悪くない。鍵をもらって乗り込んでみたら、なんと。。。ダッシュボードから天井から窓枠まで白いふわふわファーが。しかも、とれない(むしってみた)。こんなゾッキーな車いりませんっ! 不可っ! 多分エンジンかけたら車の下、青ーくライトアップされたに違いない(アメリカでもそういう車あるんです)。早く店に連れて帰ってもらいたかったのだけど、もう一人若いお兄ちゃんが一緒に連れてこられていて、でもこの人にはこの車が(いや、このデコレーションが)とても心に響いたみたい。予算に合わないことをしきりに残念がっていた。そして彼の目当てだった車はというと、営業員が鍵をオフィスに忘れてきたので、彼は外側だけ見てもう一度オフィスに戻って鍵を取って戻ってくることになったのだった。なんてアンラッキーな彼。私も彼も予定外に時間かかりすぎてて、怒り爆発寸前だったことは言うまでもなく。あれでよくビジネスやってられるなぁ。

さて、気を取り直して、三件目へ。I-95をすっ飛ばしてワシントンDCのベッドタウンまで行く。が、土曜の夕方、交通量がすごい。片道6車線くらい有るのだけど、どの車線もほとんど埋まっている。とうとう、車が停まったり走ったりするくらい渋滞してきた。皆気がはやるのか、停まる時はめっちゃ急ブレーキ、走り出す時はめっちゃ急発進。これは疲れる。。と思っていた矢先、前の車が急ブレーキで停まったので、おっとっとという感じで私も停まると、後ろでものすごい音が。ハッとしてバックミラーを見ると、すぐ後ろの車がどんどん近づいてくる。え、まだくるの? まだくるの???と思っているうちにドカッ。お釜を掘られる。はぁ、最悪。レンタカーで事故。車を脇に寄せて、エンジンをきって車を降りてみてびっくり。4台玉突きの一番前だった。後ろのほうの車は、めちゃっくちゃに壊れている。私のすぐ後ろの車は、とても人の良さそうな老夫婦が乗っていて、おじいさんがとっさにハンドルを切って私にぶつかるのを避けようとしてくれたので、私の車の左後ろ角だけがあたっていた。といっても、バンパーははずれ、あたらなかった右がわのおかげでぶら下がっている状態だったが。警察に電話。待っても待っても来ない。っていうか渋滞で来れない。通り過ぎる横の車線の車からはブーイングを浴びる(そんなのって有り?)。私の後ろの車の(前から二台目)おじいさんが前から三台目の助手席に乗っていた若いにいちゃんと口論を始める。三台目を運転していた女の子は頭を打ったのか、おりて来れない。が、このお姉ちゃん、実は十分な車間のないところに割り込んだり、車線をあっちにいったりこっちに行ったりと事故の前相当危険な運転をしていたらしく、二台目のおじいさんがアグレッシブ・ドライバーとして警察に通報していたのだ。そのことをおじいさんに指摘され、三台目のお兄さんと口論になったのだ。まぁ、ことの真相はわからないが、おそらく事故にあった二台目と4台目の間に彼女が強引に割り込んだかして、四台目が停まれず突っ込んだとかそういうことだったんじゃないかと思う。災難なのは4台目の運転手。頭を抱えて'Oh,, Shit!!'と叫びまくっていた。結局、4台目の運転手が警察から切符を切られ、そのことによって全車の修理の責任を負うことになった。私の勘違いかもしれないが、もし誰も警察から切符をもらわなかったら、4台目が三台目の修理を負担、三台目が二台目の修理を負担、二台目が一台目の修理を負担という玉突き保証になったんだろうと思う。

結局空気の悪い高速道路脇で三時間立ち詰め、ようやく解放されたときにはすでに5時過ぎ。三件目の中古車屋はしまってしまっていて、目当ての車は見られなかった。しかも、次の月曜日、朝から事故に関わったすべての運転手の保険会社からインタビューで(私のレンタカー会社の事故処理部門を含む)、携帯は鳴りっぱなし。一軒のインタビュー中にキャッチホンが入る始末。すべてのインタビューは録音され、自己紹介から始まり、話したことすべてに嘘はないことを宣誓して終わる。未だに電話の会話に不自由がないわけではない。つい最近も(さすがにこんなことは久しぶりだったが)、質問がよくわからなくてとんちんかんな返事をしてしまい、相手を怒らせ電話を切られてしまったりしている。どれほど疲れたか想像がつくでしょう。私自身誰にもぶつけなかったのと、全然健康体だったので(ぶつかってくるってバックミラーで見て知っていたし)、他の人に比べれば対応は少なかったはずだけど、二度と嫌だ。

それまでは大好きだったI-95。だって、ニューヨークからボストン、Yale大のあるNew Haven、フィラデルフィア、ボルチモア、ワシントンDCとI-95でどこへでもいけたから。今ではすっかり嫌いになりました。

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