September 13, 2007

ヴァカンスー続きー


半泣きで始まったヴァカンスも面接が終わった途端、ふにゃりと気が楽に。契約内容はすべて私の思い通りにはいかなさそうだけど、どうやら職にはありつけそうだ。まぁまだ今の職場の契約が9ヶ月残っている。じっくり考えよう。

最初の週末、水着がなくていけなかったビーチ。その後チャンスをうかがうも、風があって肌寒い日が続く。まぁいいや、今年もビーチはなしで..と半ばあきらめていたが、金曜日から夏日が復活。早速かの人があれやこれやと手配してくれて、土曜の早朝からイソイソっと出かけた先は、Cassisというかわいい街の近くのCalanque、Port Miou。ここでシー・カヤックを借りて地中海へ繰り出す。波のある海でのカヤックは初めて。しかも、私はプールでは泳げても海では怖くて泳げない。大丈夫??と少々不安になるも、漕ぎだせばきれいな海にそんなことはすっかり忘れて、岬を廻ってお隣のCalanqueへ。ここに上陸してしばしきれいなビーチでのんびり泳いだりひなたぼっこをして過ごす。

次なる目的地は、こんな感じの洞穴
差し込む光で海の色がとってもきれい。こんな狭いところでもカヤックなら入っていけます。ただ軽い閉所恐怖症なのでこういうところはちょいとしんどい。

一生懸命こいで手に水ぶくれを作って港に戻りカヤックを返却。まだ陽は高く、もっといたかったが肩と腕が限界。カシスの街へ移動しておいしいジェラート食べて丘の上の城を見上げて’本物だよなぁ’とフランスにいることを実感して帰路につく。車中でラグビーワールドカップで日本がオーストラリアに大敗するニュースを聞き、ちょっと残念に思いながらもマルセイユ市内のビーチへ。試合後のニュージーランド・オールブラックスファンを横目で見ながら、読みかけの小説を読み日が沈むのをみて家へ帰る。明日は帰国だ。あっという間の一週間。バケーションの終わりに一人で飛行機に乗るのは大嫌いだ。このヴァカンスが最後だと良い。

PS. なにって特別高価なものとか、かけがえのないものが入っていたわけではないのだから、あんなにイライラすることなかったのだけど、かの人と一緒に見ようと思っていたDVDとか見せようと思っていた写真とか、ちゃんと準備をして持ってきたはずのものがない二日間って、思っていた以上にストレスなものですね。

September 05, 2007

南仏でヴァカンス中(と直前のすったもんだ)


あー。半年も放置してしまいましたな。とにかく、かの人と国際遠距離関係になって以来、私の毎日は常に全力疾走。年に二週間しか有給休暇は与えられていないのだが、そこは半自由業のような私の職業。完全歩合制で残業手当もないけど、やることやってりゃ文句は言われないとばかりに、二ヶ月に一度くらいずつ一週間のお休みをもらっている。その代わり、休みと休みの間は半狂乱になって仕事しているが。

さてさて、そんなこんなでただいま南仏で一週間のヴァカンス中。9月3日月曜日は労働記念日でお休みだったため、その週末にまたフランスへ行くと言ったらボスが、それじゃ短すぎるからその次の日曜に戻ってくれば良いと言ってくれたのだ。プライベートライフを重んじる文化の国の人がボスで大変ありがたい限り。また戻ったら張り切って仕事するわよ〜。

今回、連休前の金曜夕方とあって、空港までの道の交通量がものすごく多かった。交通量が増えれば当然制限速度でのんびり走ったりする車も現れる訳で、車線変更をしなきゃならなかったりと流れがあまりスムーズじゃなかった。時間に十分余裕をもって出発したにもかかわらず、空港についたのは予定より一時間遅れ。車を空港においていくことにしていたので、駐車場へ行くも、とめる場所が見つからない。ぐるぐるぐるぐると駐車場内を走り回り、ようやく車を止めターミナルへ。しかし、シャトルバスが満員でのせていってもらえない。何台も見送った後ようやくバスに乗り込むも、すでに出発時刻の1時間20分前。これまた長期利用者用のパーキングはターミナルから遠いんだ(だから一時間前もって家を出たのに)。結局他の場所へ飛ぶ客で長蛇の列だったチェックインカウンターも一番前に割りこんでチェックインするも、チケットを手にしたのは出発50分前。すでに搭乗が始まる時間だった。よく乗せてくれたよAir France。感謝! とその時は思ったのだけど。。。ここからが本題(前置きナガっ)。

でワシントンDCからパリ、乗り継いでマルセイユへとやってきたのだが、パリでの乗り継ぎにあまり時間の余裕がなかった。しかも、ターミナルのこっち端からあっちの端まで行かなくてはならず、コンピューター抱えてラガーマンのように激走。はぁはぁぜぃぜぃしつつも、マルセイユ行きに乗り込む。ふと嫌な予感。チェックインした荷物。。乗れないかも。。。いつもは荷物がでてくるのを待つのがいやなのと、化粧など全然しないタチなので旅行に持ち歩く液体・ジェル類は歯磨き粉くらいなため、小さなスーツケース1つをキャビンに持ち込んでいつもどこへでも行っている。が、今回かの人が食べたいという日本食の食材を密輸(といっても乾麺の蕎麦とか規制に引っかかるものではないはず。ただペットボトルの麺つゆを持っていたため機内持ち込みは無理だった)するため、セキュリティゲートで鞄をあけられてはまずい。。と荷物を預けた。マルセイユに到着、かの人は今回は遅刻せずに迎えにきてくれており再会(イマイチ両者感動が少なかったような?)。が、開口一番、’荷物こなかったってよ’。やっぱりね。。。

Baggage claimでは同日の夜にはアパートへ配達されるといわれ、ホッとして電話番号と住所をのこして空港を出発。が待てども待てども荷物がこない。ウェブサイトでclaim状況をチェックしてみると、なんと残した電話番号が間違ってコンピューターに入力されており、’配達しにいったけど届けられなかった’と書いてある。それなら。。とばかりにマルセイユ空港のBaggage claimへ連絡をとろうにも、カスタマーには直接各空港のサービスへ連絡をとることは許されておらず、Air France全便のclaimを扱うcentral officeへ電話をかけるしか手だてはなし。正しい電話番号を伝えるも、その日は何の連絡もなく次の日も何度もcentral officeへは電話をかけていたのだがなにせ現場の人間ではないので待つしかないと一辺倒。そして夕方7時判明したことには、前日に伝えた正しい電話番号は、マルセイユ空港のオフィスへ電話で伝えられた訳でもなく、データベースに入力されただけ。したがって、この日もまた’配達したけど持ち主と電話で話すことができなかったため持ち帰りました。。’とのこと。アホかい。さらに今日の配達は終了したので明日持っていきますって! ’明日の朝一番で仕事の面接があるってのに、ジーンズとビーチサンダルしかないし、三日も同じパンツはいてるんですけど!!!’と、ぶち切れ寸前で取りに行くことは可能かと聞くとOuiとのこと。高速ぶっ飛ばして空港へ荷物を取りにいったら、文句を言おうにも英語話さないし、この怒りをどこへやれば良いのやら。。消化不良のバカンスの始まり。

かの人一番の好物であるザーサイ焼きそばは、焼きそばが三日間も室温放置だったため、断念。最初の二日はとてもいい天気だったのにようやく水着が届いた途端、風が強くてビーチに行くには涼しすぎ。くぅ〜。